株主・投資家の皆様へ

 株主の皆様におかれましては、益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。また、平素より当社事業にご理解・ご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。

 2022年度(1〜12月)は、新型コロナウイルス感染症の経済活動への影響がようやく落ち着きを取り戻し始めたものの、ロシアとウクライナによる戦争状態長期化による原材料・エネルギー価格の高騰、為替環境の急激な変動、物価上昇による消費マインド冷え込みリスク顕在化など、厳しい市場環境が継続いたしました。

 その一方で当社は、従来進めております様々な施策を確実に実施することで、売上高・各利益項目で過去最高の業績を残すことができました。改めて日頃よりご支援いただいております皆様に御礼申し上げます。

 3Dプリンター事業では、協業プロジェクトによる実務案件での協力体制の強化や、一般消費者向けの3Dプリンター装置販売体制の始動に加え、世界各地の医療学会や展示会の再開により、心臓カテーテルシミュレーター「HEARTROID(ハートロイド)」の実演機会増加が販売に寄与しました。

 鋳造事業では、電気自動車関連の試作開発やファクトリーオートメーション関連の量産用鋳造部品の需要が堅調に推移したこと、また、工場での生産効率向上や能力増強を進めたことで、売上高・利益とも大幅に伸長しました。なお、2022年4月に着工したコンセプトセンター第8期棟(長野県飯田市)は稼働開始に向けて生産設備導入を進めております。

 CT事業では、メディアへの積極的な露出継続に加え、非破壊検査・選別サービスによる大量スキャン案件への対応や、大型産業用CT保有メーカーとの業務提携により、サービス領域を拡大しました。

 2023年度も当社を取り巻く市場環境は不透明さが継続すると推測しておりますが、全ての事業領域において今まで以上にお客様に寄り添い、「JMCならでは」の付加価値の高い提案・サービス・品質を提供し、さらなる成長を目指してまいります。

 株主の皆様におかれましては、引き続き当社事業に、ご指導・ご支援を賜りたくお願い申し上げます。

2023年3月

代表取締役社長兼CEO渡邊 大知

お電話によるお問い合わせはこちら

045-477-5757