国内外の強みを結集した光造形サポート体制

日本未来技研、JMC、そしてUnionTechは、日本の製造業における光造形技術のさらなる普及と発展を目指し、互いの強みを結集した協力体制を構築しました。
UnionTechは、中国に本社を置く世界最大級の光造形方式3Dプリンターメーカーです。長年にわたる自社開発と豊富な出荷実績に裏打ちされた信頼性を持ち、装置導入後も安定した技術支援を提供できる体制を整えています。これは、新興メーカーによく見られる「サポート体制の不十分さ」といったリスクを払拭し、長期にわたる安心運用を実現します。このUnionTechの強みを日本市場へ的確に届けるのが日本未来技研です。オーナーである遅沢社長が持つ広範なネットワークと交渉力により、言語や文化の壁を越え、物理的な距離によるタイムラグといった課題を最小限に抑えます。さらに、光造形分野で25年以上の経験を持つ日本未来技研の井上氏が加わることで、技術面でも確かな知見を提供します。
また、JMCは25年以上にわたり、光造形を中心とした3Dプリントサービスを受託事業として提供してきました。この実績に基づく卓越した現場感覚に加え、光造形機を多数保有する強みを生かして、導入企業の運用を一貫して支援します。さらに、鋳造やCTスキャンなどの技術と組み合わせた幅広いソリューションを提案できるのが大きな特徴です。
三社が一体となることで、装置供給から受託サービス、そして運用支援までがシームレスにつながり、安心して光造形技術を活用できる環境を提供します。これにより、日本の製造業に新たな選択肢とものづくりの可能性を広げていきます。
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株式会社JMC 代表取締役社長兼CEO
渡邊 大知
WATANABE Daichi
1999年から一貫して3Dプリンター技術に携わり、四半世紀を超えてなお、3Dプリンターの可能性は「これから」だと確信しています。私たちは日本メーカーCMETと、中国のUnionTech(ユニオンテック)という二つの力(両輪)を獲得し、同時に、日本未来技研(オーナー:遅沢翔氏、CTO:井上拳吾氏)とともに、市場を“つくる側”に回ります。
CMETに代表される日本の光造形(SLA)は、寸法再現性・表面性・透明性、そしてきめ細かなサポートに強みがあり、医療・自動車治具・光学系など“仕上がりの質”が価値を決める領域で特長が発揮されます。一方で、UnionTechはラインナップとコスト競争力に優れており、素材の自由度、世界各国での導入実績を有し、高速試作や大型造形、スピードと生産力を必要とする現場で真価を発揮します。ユーザーの要件は一様ではありません。単一ブランドでは満たせない要件に、ベストフィットで応えるための“両輪”です。
SLAの源流には日本の研究も深く関わっています。日本で芽吹いた発想を、現在の最高品質(CMET)と世界規模の普及力(UnionTech)でつなぎ直し、3Dプリンターの認知向上と市場拡大を、「日本から」もう一度加速させます。
かつてより国内メーカーは減り、受託企業も減少しています。だからこそ、供給側の責任として、単なる販売ではなく市場を共につくる動きを強めます。
まずは課題をお聞かせください。最適解を、必ず持って行きます。 -

株式会社日本未来技研 オーナー
(フェリデンシア・キャピタル株式会社 代表取締役)遅沢 翔
CHIZAWA Sho
幼少期、中国・北京で育ち、北京大学および米国・ペンシルベニア大学での学び通じ、国境を越えて人・文化・産業をつなぐ可能性に深く魅了され『世界をまたぎ、価値を創る』を信条に、日中両国で多様な産業の最前線を歩んできました。国内外でのM&Aやデューデリジェンス業務に従事する中、“資本は人を動かし、産業を変える力になる”ことを肌で学び、2017年に投資会社フェリデンシア・キャピタル株式会社を設立し、様々な出資や経営に携わってまいりました。JMCの渡邊氏と日本未来技研の井上氏を中心とした3Dプリンターの新たな枠組みの構築は、日中両国の新たな架け橋になる可能性を秘めており、私も新たな価値の創出と未来をお客様とともに描いてまいります。
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株式会社日本未来技研 執行役員・最高技術責任者
井上 拳吾
INOUE Kengo
3Dプリンター黎明期から25年以上この業界に携わる中でSLA分野では装置開発も行ってまいりました。3Dプリンターは、カタログスペックでは語り切ることができない奥深さがあり、それ故に装置を導入したすべてのお客様が理想とする稼働状況には至らないケースも数多く見てまいりました。
樹脂材料と造形装置の適合性(相性)については、“ノウハウ”が必要な部分もありますので、材料選定から装置運用に至るまで一貫した技術的サポートを提供できるように、渡邊氏・遅沢氏とともに進めてまいります。3Dプリンティング分野で蓄積を重ねた数々の技術と人脈を、今回このチームで惜しみなく発揮してまいりますので、ご期待ください。
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